天然の冷房部屋で“森”呼吸! 藤枝国立森林遊楽区
高雄の避暑地として知られる「藤枝国立森林遊楽区」は、年間平均気温が摂氏18~21度と涼しく、高雄市街地から車でわずか2時間のところにある。日照り続きの地上を離れ、森のさわやかな空気を吸いに行こう!水分豊富な高山には、熱帯気候では珍しい広葉樹の森が広がり、さまざまな動植物が生息している。管理スタッフの頼明慶さんは、「樹海歩道で黒熊を見かけた同僚がいます。私も駐車場でヤギに出会いました」と語る。
園内には「秋海棠歩道」、「雲杉歩道」、「西施花歩道」、「樹海歩道」の4つのハイキングコースがある。それぞれに特色があるが、最も代表的なコースは「秋海棠歩道」だ。台湾に原生する秋海棠の半分近くが藤枝エリアに生息し、「藤枝秋海棠」という名の品種も存在する。「秋海棠歩道」はゆるやかな上り坂のコースで、天気の良い日には、終点の海抜1804メートル地点にある眺望台から遠くの山々の綿々とつらなる稜線がはっきりと見える。
「雲杉歩道」はやや短めのコースで、道中にはかつて山中で木材が運ばれた木馬道の跡がある。「西施花歩道」コースの前半は日本統治時代の六亀警備道にあたり、道中では古い石積みの擁壁や駐在所跡に木漏れ日がふりそそいでいる。終点の見どころは、地面から2メートルも突き出た杏葉柯の大きな木の根だ。
「樹海歩道」は、子どもやお年寄りでも気軽に歩ける最も簡単なコースである。広くて平坦な小石の道の両脇には、背の高い杉の木がまるで緑の障壁のように林立し、カンムリチメドリやタイワンヒメマルハシなどの小鳥が木々の間で歌い、自然の交響曲を奏でている。
2009年の台風第8号による「八八水害」で、南台湾の山間部は大きな被害を受け、藤枝と外部をつなぐ唯一の連絡道路も崩壊した。休園と修復を経て、現在は予約なしで入園できるが、外部との連絡道路は通行止めとなっているため、駐車場から入口まで1キロメートルほどの道を歩く必要がある。藤枝の歴史を理解し、かけがえのない森林の秘境を大切にしたい。
天然冷氣房森呼吸 藤枝國家森林遊樂區
藤枝國家森林遊樂區是高雄知名的避暑勝地,年均溫約攝氏18~21度,從高雄市區出發,僅需2小時車程,就能甩開平地的豔陽與燥熱,大口呼吸森林的新鮮空氣。充沛水氣形成罕見的熱帶高山闊葉霧林,植物種類豐富,也成為多種動物的棲息地,工作人員賴明慶聊起日常:「有同事在樹海步道看見黑熊,我也曾在停車場遇過山羊。」
森林遊樂區內共有「秋海棠步道」、「雲杉步道」、「西施花步道」及「樹海步道」,四條步道各具特色。最具代表性的是「秋海棠步道」,藤枝的原生秋海棠佔全臺近半,「藤枝秋海棠」即以藤枝命名。「秋海棠步道」和緩爬升至終點為1804公尺的瞭望臺,天氣晴朗時,遠方山稜線清晰展開,層層疊疊、連綿不絕。
「雲杉步道」路程較短,途中可見昔日山上搬運樹木的木馬道示範區;「西施花步道」前段與日治時期六龜警備道重疊,路程中可以看樹影婆娑落在斑駁的石砌駁坎和駐在所遺址上,終點的苦扁桃葉石櫟,板根高度近2公尺,令人驚嘆稱奇。
「樹海步道」是園區內最平易近人、老少閒宜的步道,寬闊平坦的碎石路兩邊,茂密柳杉組成綠色屏障,冠羽畫眉、小彎嘴畫眉的清脆叫聲此起彼落,合奏自然的交響曲。
2009年莫拉克風災重創南臺灣山區,藤枝唯一聯外林道嚴重崩塌,經過休園重整,目前免預約入園,惟因聯外道路中斷,需於停車處再步行1公里至園區入口。了解藤枝的過去,更加珍惜這得來不易的森林秘境。
• 藤枝國家森林遊樂區
地址:高雄市桃源區寶山里寶山巷150號
時間:8:00~17:00
網站:https://recreation.forest.gov.tw/Forest/RA?typ_id=0600001