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心温まる「蘇パパのおもちゃ病院」と「小型家電クリニック」

 大切な思い出がつまったおもちゃや家電製品が壊れたとき、捨てがたく感じたことはないだろうか?「蘇パパのおもちゃ病院」と「小型家電クリニック」は、壊れたおもちゃや家電の修理を専門に取り扱っている。壊れた物がよみがえり、持ち主が笑顔になることは、修理する人にとっても最大の喜びだ。

撮影:Carter
撮影:Carter

 蘇パパのおもちゃ病院

 電子メーカーの職員だった蘇顕栄さんは、定年後に孫のおもちゃを修理したことをきっかけに、他の子どもたちのためにも壊れたおもちゃを修理をしてあげたいという気持ちが芽生え、「蘇パパのおもちゃ病院」を設立した。2017年から今までに1500個以上を修理してきたが、なかでも忘れがたいのは、持ち主が亡くなったおじいさんからプレゼントされたというおもちゃの修理を依頼されたときのこと。孫を愛するおじいさんの気持ちをいつまでも残してあげたいと思ったそうだ。また、カナー症候群を患う子どものために、残業をいとわず急いで修理したこともある。その子が大切なおもちゃを手にした様子を見たときは、とても嬉しくなったそうだ。

 おもちゃの修理は、蘇さんの定年後の生活を有意義にしてくれたという。環境保護に貢献できるだけでなく、持ち主とおもちゃの思い出も「修理」できるからだ。「蘇パパのおもちゃ病院」は、高雄市鳳山区清掃隊の拠点で年間約610回、ボランティア活動として開催されている。

写真提供:蘇爸玩具医院
写真提供:蘇爸玩具医院

写真提供:小家電診所
写真提供:小家電診所

小型家電クリニック

「小型家電クリニック」は設立から3年を迎え、家電修理に関心を持つボランティアが約60名所属している。社会貢献の理念に基づき、小さな家電を部品代のみで修理する。修理の際には顧客にも一緒に参加してもらい、普段の使用状況をヒアリングしたり、家電を長持ちさせるコツを伝授したりしている。

ボランティア募集を担当する黄武就さんは、「修理先の見つからない家電にこそ、私たちの存在意義があります!」と語る。持ち主が70年前に引っ越し祝いとして貰ったという金属製の扇風機はまるで骨董品のようだったが、なんとか修理に成功した。また、持ち主の母親が若い頃にオーダーメードで購入したという仏壇の照明器具は、スイッチの部品を交換すると、再び明かりがともるようになった。持ち主が嬉しそうに持ち帰る様子を見て、ボランティアの人たちも嬉しく満ち足りた気持ちになったという。「小型家電クリニック」は美濃、旗山、鳳山に常設の拠点があり、定期的に修理サービスを行っている。

写真提供:小家電診所
写真提供:小家電診所

  心愛的玩具和家電損壞,伴隨著回憶總讓人捨不得丟棄,「蘇爸玩具醫院」及「小家電診所」專門維修故障的玩具和小家電,當物件修好再次重生,顧客燦爛的笑容帶給他們莫大的成就感。
蘇爸玩具醫院
  自電子公司退休的蘇顯榮,因偶然修好孫子壞掉的玩具,興起幫其他孩童修玩具的念頭,他成立「蘇爸玩具醫院」。自2017年迄今,蘇爸維修逾1500件玩具,談起難忘的維修經驗,他說曾有顧客將已故爺爺送給孫子的玩具送修,希望保存爺爺疼愛孫子的心意;也曾為患有肯納症的小朋友加班趕工修玩具,當孩子拿到心愛的玩具,開心不已。
蘇爸說維修玩具讓他的退休生活更有意義,除了落實環保理念,也修補主人與玩具間的回憶。蘇爸玩具醫院在鳳山清潔隊義診,一年約有6場次。
  小家電診所 
  「小家電診所」成立3年多,近60位對維修家電有興趣的志工,懷抱服務社會的理念,免費維修小家電,只取收零件費用,與顧客一同參與維修過程,除了解平時的使用習慣外,也分享保養小家電的訣竅。
  志工召集人黃武就說,「越是找不到地方修的家電,越是我們存在的價值!」曾成功修復70多年的入厝賀禮「古董金屬電扇」;還有修過客戶媽媽年輕時訂製的佛桌燈具,更換開關小零件後,佛燈再次點亮,看著客戶愉快地抱著的小家電返家,志工心中也獲得滿足與快樂。目前在美濃、旗山與鳳山皆有固定據點,定時提供服務。

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