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「高雄 春の芸術祭」~舞台芸術の饗宴~

 15周年を迎える「高雄 春の芸術祭」が今から7月まで開催され、観客たちを舞台芸術の世界へいざなう。一般の人々にもわかりやすくポピュラーな題材を中心に、台湾および海外のアーティストが29演目、計50回以上の公演を繰り広げる。

写真提供:高雄春天芸術節
写真提供:高雄春天芸術節

 人気の野外コンサート「草地音楽会」では、名作SF映画『スーパーマン』と『バックトゥザフューチャー』の迫力ある映像に、呉曜宇・楊智欽両指揮者が率いる高雄市交響楽団の生演奏を配したシネマオーケストラが感動を呼ぶ。
 プッチーニのオペラ大作『トスカ』は、出演者の構成から舞台設計、衣装、音楽まで、すべて「高雄 春の芸術祭」のためのオリジナルな演出で、出演者の多さも圧倒的だ。また、日本の能楽師片山九郎右衛門による新作能『媽祖』は、台湾の土地に根差した信仰を題材とした作品で、日本の能ファンからの注目も高い。

撮影:Bernie NG 写真提供:衛武営国家藝術文化中心、Esplanade - Theatres on the Bay
撮影:Bernie NG 写真提供:衛武営国家藝術文化中心、Esplanade - Theatres on the Bay

写真提供:高雄春天芸術節
写真提供:高雄春天芸術節

 そのほか、皮影劇(台湾伝統影絵)、歌仔劇(台湾伝統オペラ)、豫劇(中国古典演劇)、現代劇などの各種演劇や、逍遥園、中都唐栄磚窯廠、打狗(高雄)英国領事館跡などの史跡を舞台とした野外ダンスパフォーマンスなど、多彩な演目が用意されている。音楽公演としては、パガニーニ国際バイオリン・コンクールで優勝したイタリアのバイオリニストであるジュゼッペ・ギボーニ(Giuseppe Gibboni)、世界的なピアノコンクールで三冠記録をもつウクライナのピアニストであるアレクサンダー・ガヴリリュク(Alexander Gavrylyuk)、アメリカ在住のバイオリニストである呂思清をはじめとする一流の演奏家たちが、クラシックから現代まで幅広いジャンルの音楽をお届けする。親子向けの音楽会としては『スーパーマミー(超人媽媽)』と『小さな太陽(小太陽)』の2演目が、子どもたちを不思議な音楽の世界に引き込む。

撮影:許培鴻
撮影:許培鴻

 さまざまな演目が用意され、子どもからお年寄りまで楽しめる「高雄 春の芸術祭」で、年に一度の芸術の饗宴に酔いしれてみよう。

写真提供:衛武営国家藝術文化中心、国光劇団
写真提供:衛武営国家藝術文化中心、国光劇団
Information

高雄 春の芸術祭
公式サイト

高雄春天藝術節迎來15週年,從現在起到7月,帶大家走進表演藝術的世界,以貼近大眾的角度,推出29檔、50場以上本土及海外表演藝術節目。

廣受歡迎的「草地音樂會」,由指揮家吳曜宇和楊智欽帶領高雄市交響樂團,再現《超人》和《回到未來》的經典科幻喜劇電影配樂,帶來震撼人心的音樂會。

歌劇大師普契尼的鉅作《托斯卡》,從演員、舞臺設計、演員服裝到配樂,皆為高雄春天藝術節演出量身打造,演出動員人數最可觀。此外,日本能劇大師片山九郎右衛門帶領的《媽祖》能劇,詮釋深根臺灣在地信仰,吸引日本能劇迷關注。

其他精彩節目,涵蓋傳統皮影戲、歌仔戲、豫劇和現代舞臺劇等多元類型的戲劇,還有以逍遙園、中都唐榮磚窯廠、打狗英國領事官邸等文史場域的環境舞蹈。音樂演出涵蓋古典與現代,包括獲得帕格尼尼小提琴大賽首獎的義大利小提琴家朱塞佩・吉博尼(Giuseppe Gibboni)、世界鋼琴大賽三冠王的烏克蘭鋼琴家亞歷山大・伽佛利佑克(Alexander Gavrylyuk)、旅美小提琴家呂思清等。還有兩檔親子音樂會《超人媽媽》及《小太陽》,引領孩子們進入音樂的神奇世界。

高雄春天藝術節節目內容豐富,網羅不同世代的藝術愛好者,邀請大家一同參與一年一度的藝術饗宴。

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