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高雄灯台と灯台守をめぐる物語

 「高雄灯台」は高雄港の第一入口付近の代表的なランドマークで、「旗後灯台」とも呼ばれている。純白のクラシックな外観で知られる有名な観光地であり、台湾全土で唯一夜間も見学可能な灯台であることから、人気の夜景鑑賞スポットともなっている。

 高雄灯台は1883年、清朝政府の税関が委託したイギリス人技師によって建設された。当時、灯台の本体は四角形で、「旂後山灯房」と呼ばれていた。日本統治時代の1916年、政府が別途電気式の灯台を建設し始め、2年後に完成した。それが、現存する八角形のレンガ造りの灯台である。 

 

撮影:Carter
撮影:Carter

 高雄港を百年間見守り続けた高雄灯台。その灯台を見守り続けてきたのが、「灯台守」と呼ばれる灯台技師たちだ。高雄灯台で灯台守を務める陳福志さんは、この道30年のベテラン技師であり、かつて屏東鵝鑾鼻、台中港、彭佳嶼などの灯台でも勤務した経験がある。陳さんは「灯台の仕事は年中無休です」と語る。高雄灯台は主灯のほか、第一・第二入口の防波堤灯台5基(北堤防の緑灯、南堤防の赤灯、沖合いの緑灯)の管理も兼務する。

 灯台守は台湾中央気象署の発表する日の出・日没時刻に合わせ、気候、季節などを考慮しながら手動で点灯、消灯している。日の出の消灯後は、灯台の巡回、灯台のメンテナンス、船で港灯を巡回するなどの定例業務をこなす。日没の点灯後は、灯台の明かりが消えないよう常に3交代で見張りを続ける。

 

撮影:Carter
撮影:Carter

 陳さんによれば、離島の灯台に派遣されたときは、船便が少なく物資の事前調達が必要で、まるで野生のサバイバル生活だったという。日没後に見えるのは灯台の明かりと星空だけ、聞こえるのは波の打ち寄せる音だけという静寂な世界は、陳さんにとって忘れがたい記憶だ。

 多くの日の出と日没を越え、灯台守たちは港の船の安全を見守ってきた。百年の古跡は、青い海原で今も光を放ち続ける。

 

撮影:黄敬文
撮影:黄敬文
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