イラストで探る高雄の魅力
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黄湘(ホアンシャン)
角斯(ジャオスー)
ポップでカラフルなタッチが持ち味の黄湘さんと、大胆でユニークな作風が持ち味の角斯さん。二人の人気イラストレーターの目に映る高雄は、どんな風景なのだろうか。
黄湘(ホアンシャン)
クリスマスは、黄湘さんが最も楽しみにしているイベントだ。彼女は2023年、「高雄クリスマス&年越しフェスティバル」のメインビジュアルを制作したこともある。今回はさらに想像の翼を広げ、高雄駅、衛武営国家芸術文化センター、夢時代ショッピングセンターといった高雄のランドマーク的な建物の賑やかな雰囲気を、やわらかなタッチで描き出した。黄湘さんは、高雄駅はさまざまなインスピレーションを与えてくれる場所であり、高雄を知るために最も良いスポットだと語る。ここに来れば、「友だちと一緒ではなくても、ひとりでもイベントの雰囲気を味わうことができる」という。また、衛武営や夢時代は広々として開放感があり、冬の高雄を感じたり、クリスマスを過ごしたりするのにぴったりの場所だという。
角斯(ジャオスー)
台湾の妖怪や神々をテーマとしたイラストをライフワークとする角斯さんは、2012年より妖怪画の創作を開始し、『台湾妖怪地誌』、『妖怪画誌』といった著書で知られる。彼はフィールドワークを通じて多くの地元の伝説を知った。例えば、虎の姿をした道教の神さま「虎爺」に関する調査では、高雄の蓮池潭の近くにあるお廟「慈済宮」を訪れ、主神である「保生大帝」の祭壇の下で虎爺の像を見つけたという。親子のような大小二つの像が首をかしげるような様子が、とても可愛らしかったそうだ。また、高雄の「半屏山」にはかつて「麞(のろ)」という妖怪が住んでいて、火災をもたらすという伝説があった。地元の大切な記憶を後世に伝えるべく、角斯さんは、人々に火災への注意を促すようなこの伝説の一場面をイラストに描いた。
用插畫挖掘高雄味
文/蘇宇翎
插畫家「黃湘」及「角斯」,分別以色彩斑斕的線條、大膽且獨特的創作風格,繪出他們對高雄的觀察。
黃湘
聖誕節是黃湘最期待的節日,2023年時,她曾為「高雄聖誕跨年嘉年華」繪製主視覺,這次她將想像再次延伸,用柔軟細緻的線條展現高雄車站、衛武營和夢時代的歡樂氛圍。高雄車站帶給她許多靈感,也是探索高雄的最佳場所,她說:「不一定要約朋友,就算一個人來到這裡,就能感受到明顯的節慶氣氛。」另外,衛武營與夢時代開闊舒適、空間寬敞,也是她認為冬季遊高雄、過聖誕的好地點。
角斯
以繪製臺灣妖怪、神明為主的插畫家「角斯」,從2012年起,開始耕耘妖怪插畫的領域,已陸續出版《台灣妖怪地誌》、《妖怪画誌》等書。在田野調查的過程中,他挖掘出許多地方的小故事,比方創作虎爺過程中,他發現高雄蓮池潭附近的慈濟宮,在主祀保生大帝神桌下的虎爺,一大一小,宛如親子虎,歪頭模樣相當可愛;他也將傳說中棲息於半屏山,遇火災會哀鳴,彷彿在警示人們的「麞妖」傳說繪製成圖,保留了地方珍貴記憶。