夜の寿山歩道を楽しもう

　南国の熱い太陽が沈み、夜が訪れると、寿山国立自然公園はとても過ごしやすくなる。さあ、ヘッドライトを身に着けて、タイワンザルたちが眠りにつく森を探索してみよう。夜の高雄には、昼とは一味違う魅力がある。

北寿山

　「山に入るたび、いつも新しい生き物に出会える。それが夜間観察の楽しさです」と馬卡道導覧解説協会（マカタウ・ガイド解説協会）の廖徳嵩先生が語り出すと、参加者の期待はますます高まった。

　一行は、龍泉寺の登山口から北寿山の夜間生態観察ツアーに出発した。しばらく進んだところで、廖先生が懐中電灯で大きな蜘蛛の巣を照らし出した。「この蜘蛛は昼間には眠っていて、夜に巣を作ります。まるで鬼やお化けのようなので、コゲチャオニグモと呼ばれているのです」。その近くでは2匹のアフリカマイマイが交尾中で、その横をアシヒダナメクジがゆっくり前進し、ナナフシが木の枝につかまりながら風にゆらゆらと揺れている。ナナフシは自然界の変装名人と言われるだけあって、一見しただけでは木の枝と見分けがつかない。木製の歩道上ではサソリにそっくりだが毒を持たない「サソリモドキ」が歩いていて、まるで自然ドキュメンタリー番組のような光景だ。

　北寿山の歩道は夜間生態観察の宝庫で、一度この楽しさを知ると何度でも行きたくなる。

南寿山

　南寿山には、寿山動物園の近くにある「寿山二二八和平公園」から登り始めた。宝石のようにキラキラ輝く夜景を眺めながら公園横の小道を進み、「中興亭」横の階段から登山歩道に入る。コオロギ、キリギリス、タイワンクツワムシ、アオガエル、ヒキガエルのにぎやかな合唱を聞きながら進むと、ほどなく「相思亭」の展望台に到着。ここからは、小亀山、半屏山、貿易センタービル、そして遠い義大世界の観覧車までもがはっきりと見える。

　終点の七蔓休憩所に向かう道中では、夢時代（ドリーム・モール）の観覧車や高雄流行音楽センターなどの有名な建物が次々と現れ、高雄市全体が銀河のように輝いて見える。涼風に吹かれ、虫の声を聴きながら、夜の美しさをゆっくりと堪能することができた。

夜遊壽山步道

　　熱力四射的高雄豔陽暫歇，黑夜降臨，壽山國家自然公園舒爽宜人，猴子躲起來睡覺的森林裡，戴上頭燈探索山林，夜高雄呈現與白天截然不同的美麗風景。

北壽山 

　　「不管你上山幾次，都會遇上不同的生物，這是夜間觀察最有趣的部分。」馬卡道導覽解說協會的廖德嵩老師一開口就挑起大家的期待。

　　從龍泉寺登山口出發，踩著夜色，揭開北壽山夜間生態樂園。沒走多遠，廖老師手電筒照向一張結構完整的大型蜘蛛網說：「這種蜘蛛白天都在睡覺，晚上出來結網，跟鬼一樣，所以叫牠茶色姬鬼蛛。」，一旁可見兩隻正在交配的非洲大蝸牛，和皺足蛞蝓緩慢前進，竹節蟲則攀附樹枝，隨風輕輕搖晃，真假難辨，不愧是自然界的偽裝高手。木棧道上，外形像蠍子但沒有毒性的鞭蠍正好路過，在北壽山，實境版動物星球頻道正上演！

　　北壽山步道蘊藏豐富的夜間限定生態寶藏，令人收穫滿滿、意猶未盡。

南壽山 

　　南壽山以鄰近壽山動物園的「壽山二二八和平公園」起登，市區大樓燈火通明，猶如黑絨布上閃閃發光的珠寶，循廣場旁的小徑續行，從中興亭旁的階梯進入登山步道，蟋蟀、螽斯、台灣騷斯、青蛙和蟾蜍組成樂團，叫聲此起彼落。不久即抵達相思亭旁的觀景平台，小龜山、半屏山、長谷世貿大樓、以及更遠處的義大世界摩天輪都清晰可見。

　　行至行程終點的七蔓休息站，夢時代摩天輪、高雄流行音樂中心等地標建築逐一展開，滿城燈火閃耀，連綿成一條灑落人間的銀河，涼風徐徐、蟲鳴唧唧，沉醉於夜色裡。