寿山鍾乳洞 わくわく探検

　寿山の特徴の一つとして、サンゴ礁の遺骸などから形成された石灰岩の切立った地形が挙げられる。寿山国立公園の自然管理局は、毎年11月1日から4月30日にかけて、寿山にある150カ所の鍾乳洞のうち「猩猩洞」、「天雨天財洞」、「北峰極楽洞」和「金瓜洞」の4カ所を一般公開し、鍾乳洞保全員のガイドによる探検ツアーの申込を受け付けている。

　4つの鍾乳洞のうち最も難易度が高いのは、入口から奥までの高低差が4階建ての建物と同じぐらいある「北峰極楽洞」だ。「金瓜洞」は、今も成長を続ける金瓜（カボチャ）にそっくりな鍾乳石があることからその名がつけられた。「北峰極楽洞」と「金瓜洞」の2つは隣接しているために、ともにツアーが組まれることが多い。鍾乳洞を初めて探検するなら、まずは「猩猩洞」と「天雨天財洞」の2カ所がおすすめだ。

洞窟探検 岩の裂け目から脱出

　鍾乳洞保全員・黄揮能さんのガイドのもと、私たちはまず初心者向けとされる「猩猩洞」へと向かった。洞窟の中は岩壁から伝わる冷気でひんやりとしていて、どことなく厳かで透き通った空気が流れている。

　「猩猩洞」という名は、ゴリラ(猩猩)に似た石筍があることから付けられたものだが、この洞窟にはもう一つの見どころがある。それは、岩の裂け目の通り抜けチャレンジだ。私たちは黄揮能さんのガイドのもと、体を低くして岩の裂け目に入り、ギザギザした岩石と平らな地面の間をほふく前進しながら進んでいった。息を吸ってお腹をへこませ、身体をよじりながら脱出した瞬間、まるでさなぎを脱いで蝶になったかのような解放感でいっぱいになった。

SNS映え間違いなし 「聖なる光」のふりそそぐ洞窟

　次は、SNS映えすると評判の寿山の秘境「天雨天財洞」へとやって来た。樹の根に掴まりながら人一人がようやく通れるほどの狭い入口を通り抜け、岩石の足場に降り立つと、洞窟の天井の裂け目から光が注ぐ、とても美しい光景が広がっていた。雨の日にはここから雨水が滴り落ちるため、洞窟の名に「天の雨」という言葉が入っている。黄揮能さんによれば、洞窟内には蛇やカマドウマ、アシダカグモなどが出ることもあるので注意が必要だ。

　正午になると、洞窟が急に明るくなった。広々と天井の高い洞窟の中に空から陽光が差し込むこの時間帯は、最高のシャッターチャンスだ。この日は残念ながら陽光が弱く、チンダル現象のもたらす「聖なる光」は見られなかったが、やわらかな光に包まれていると、まるで夢の中にいるような錯覚を覚える。初めての鍾乳洞探検ですっかりその魅力にとりつかれた私たちは、さっそく次回の上級コースに申し込むことにした。

壽山石灰岩洞 探索尋奇

　　崎嶇嶙峋的珊瑚礁石灰岩地形是壽山一大特色，壽山約有150多個石灰岩溶洞，壽山國家公園自然管理處每年11月1日至隔年4月30日開放探勘申請，開放「猩猩洞」、「天雨天財洞」、「北峰極樂洞」和「金瓜洞」4個石灰岩洞，在石灰岩洞保育巡守員帶領下，深入石灰岩洞探索尋奇。

　　4個石灰岩洞之中，「北峰極樂洞」最具挑戰性，洞口與洞底落差約達4層樓高；「金瓜洞」因形似金瓜的鐘乳石得名，鐘乳石持續生長中，因鄰近「北峰極樂洞」，常規劃順遊；若是石灰岩洞初體驗，建議走訪「猩猩洞」和「天雨天財洞」。

探洞 夾縫求生記

　　在石灰岩洞保育巡守員黃揮能的帶領下，前往探洞初階的「猩猩洞」。置身洞穴，岩壁傳來冰涼觸感，石灰岩洞有種清冷空靈的氣息。

　　「猩猩洞」名字來自於洞中形似猩猩的石筍，另一趣味點在於洞中有洞，黃揮能隨後帶著大夥挑戰從岩洞中一道狹窄裂縫鑽出來，大夥彎身爬進入口岩縫，夾在嶙峋岩石與平滑地面之間，匍匐前進，閉氣縮胸、扭轉身體，爬出那道岩縫剎那，有種破繭而出的悸動。

網美必拍「耶穌光」的美景

　　接著來到網美最愛拍照的壽山秘境「天雨天財洞」。緊抓著樹根，鑽進僅容一人通過的洞口，雙腳著地石，光線自岩洞頂端裂口灑落，下雨時如水濂落下，故稱為「天雨」。黃揮能一邊留意著洞穴中可能有蛇、灶馬、白額高腳蛛等生物出沒。

　　正午時刻，末端忽現柳暗花明。寬闊挑高的岩洞中，光束自天井灑落，是拍攝最好的時機。雖然造訪當日陽光不夠強烈，看不到「廷得耳效應」所形成的「耶穌光」，但柔和漫射的光線，有種如夢似幻之美。壽山探洞初體驗成就解鎖，讓人意猶未盡，預約下一回的探洞進階班。