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南横公路―雲海の故郷

 南横公路」(南部横貫公路)が13年に及ぶ修復を経て、今年5月に開通した。南横公路は台湾東西を横断する3大横貫公路の一つであり、台南玉井から高雄の甲仙、六亀、荖濃渓の渓谷両岸沿いの道を経て、台東県海端郷まで続く自動車道だ。私たちは今回一泊二日の旅で、高い山々に囲まれた南横公路の壮大な景色を訪れた。

撮影:陳彦佐
撮影:陳彦佐

ラブラン氏族の森

 私たちは観光客の多いルートを避け、高雄市桃源区で「ラブランログハウス(拉芙蘭木屋民宿)」を経営するブヌン族のイスタンダ・アヌさんのガイドのもと、鉄本山の原生林を訪れた。海抜1600メートルに位置するこの森は、かつてラブラン氏族の集落があった場所だ。

撮影:Cindy Lee
撮影:Cindy Lee

 約200年前、ブヌン族の一派である群社群(Isbukun)の人々が南投から南へと移動する途中、ラブラン氏族の人々は鉄本山の一帯に定住した。原生林の生態を保護するため、この地は数年前からラブラン氏族の下で管理されている。

 ラブランの森は、真夏でも涼しく過ごしやすい。パツビサン(Patvisan)と呼ばれる一族の祈りの地では、フォルモサアップル、カエデ、アラカシ、ケヤキ、アオモジ(山胡椒)、ウジルカンダなどの樹木や原生植物に触れることができ、またサンケイやヤマムスメといった美しい鳥や、キョンなどの珍しい動物に出会えることもある。アヌさんの一家は先祖たちが歩いた古道を整備し、また旅行者がラブランの森の文化を体験できるようにと、森の中に観光センターを開業した。「ラブランログハウス(拉芙蘭木屋民宿)」では自然に囲まれてブヌン料理を味わい、一族に伝わる物語に耳を傾けることができる。

撮影:Cindy Lee
撮影:Cindy Lee

 ラブランの森から集落に戻るとまだ時間があったので、南横公路でもっとも賑やかな「梅山口」へと向かった。梅山観光センターの隣にあるブヌン文化展示センターはぜひ訪れたい場所だ。実物大の石板屋など見ごたえのある模型が展示され、ブヌン族の移動の軌跡、織物工芸、祭り、伝説などについて深く知ることができる。

撮影:Cindy Lee
撮影:Cindy Lee

中之関古道

 日本統治時代、日本政府は荖濃渓の流域で抵抗を続けるブヌン族を制圧するため、全長171.06キロメートルに及ぶ関山越嶺道を開設した。1931年に開通した関山越嶺道は、西は高雄の六亀から、東は今日の台東県関山鎮まで、現在の南横公路とほぼ重なる位置にあった。かつての関山越嶺道の一部は今なお古道として残されており、中でも玉山国立公園の敷地内にある天池湖と中之関を結ぶ約3.6キロメートルの区間、海抜19002300メートルに位置する「中之関古道」がもっともよく知られている。

撮影:Cindy Lee
撮影:Cindy Lee

 「中之関古道」へ行くには、「長青祠」の下方にある駐車場で車を降り、そこから階段を上るのがおすすめだ。「長青祠」には南横公路建設のために亡くなった職員の霊が祭られている。祠前広場から周囲の高い山々を眺め、ここで建設工事を行った人々の苦労に思いを馳せた。

写真提供:公路総局第三区養護工程処甲仙工務段
写真提供:公路総局第三区養護工程処甲仙工務段

 「長青祠」の後方から木の階段を上って行くと、ほどなく海抜2280メートルの天池湖に到着する。ハート型の湖の周囲にはニイタカアカマツ、トウヒなど背の高い針葉樹が林立する。かつて森林火災に見舞われたためか、ややわびさびを感じさせる景色だ。

写真提供:公路総局第三区養護工程処甲仙工務段
写真提供:公路総局第三区養護工程処甲仙工務段

 中之関古道の入口は、天地湖の湖畔を半周回ったところにある。古道に入ってすぐの場所にはタイワンベニヒノキなどの高木が生い茂る光景が広がり、また少し先には日本統治時代の警察駐在所で使われた木炭窯が残されている。

撮影:陳世明
撮影:陳世明

 「長青祠」の駐車場へ戻り、南横公路を東へと向かう。「長青祠」から5キロメートルほどの区間は「檜谷」と呼ばれる美しいドライブルートだ。道路脇には背の高いヒノキが聳え立ち、午後には雲や霧が立ち込める神秘的な光景が広がる。

Information

玉山国立公園 梅山観光センタ

場所:高雄市桃源区梅山里梅山巷44-5号

電話番号:07-6866181

• 南横公路 ラブランログハウス(拉芙蘭木屋民宿)

場所:高雄市桃源區拉芙蘭里3隣南橫公路五段90號

電話番号:0978-541795(民宿予約)

Facebook:南橫  拉芙蘭木屋民宿

南橫─雲海的故鄉

  中斷13年的南部橫貫公路(南橫公路),終於在今年5月通車。南橫公路是台灣三條東西橫貫公路之一,從台南玉井到高雄甲仙、六龜,抵達南橫公路沿荖濃溪河谷兩岸,終點在臺東海端鄉。安排一趟南橫公路二日旅遊行程,走訪壯闊的大山景觀。

拉芙朗社氏族森林

  避開趕集式的觀光人潮,跟著在高雄桃源區經營拉芙蘭木屋民宿的布農族人伊斯坦大・爾諾(Anu)先生走訪桃源區的鐵本山原始森林,海拔約1600公尺處的森林即是拉芙朗部落原址。

  二百多年前,布農族郡社群從南投南遷,其中,拉芙朗社(布農族語Lavulang)定居於高雄桃源區的鐵本山脈。為永續保護原始林生態,此處林地前年回歸拉芙朗社氏族權責管理。

  即使在盛夏,拉芙朗社氏族森林依然涼爽舒適,在氏族祈福場Patvisan栽植包括臺灣蘋果樹、楓樹、青剛櫟、櫸木、海木斯(馬告)、血藤等樹木及原生植物,幸運的話,還有機會巧遇藍腹鷴、臺灣藍雀或山羌。爾諾一家人恢復先祖走過的古道,還在森林設置一處園區,讓遊客體驗拉芙朗社的森林文化,拉芙蘭木屋民宿提供旅人在森林裡,享用布農族風味餐,聆聽拉芙朗社的故事。

  從拉芙朗社氏族森林返回部落,時間尚有餘裕,不妨驅車前往南橫山區最熱鬧的梅山口,梅山遊客中心旁的布農文化展示中心值得造訪,館內搭建一座實體大小的石板屋,透過模型呈現布農族的遷徙足跡、編織、祭典、傳說故事等文化。

中之關古道

  日本殖民時期,日方為了箝制荖濃溪流域的抵抗的布農族,興建全長171.06公里的關山越嶺道,1931年闢建完成,西起高雄的六龜,東止於今天台東縣的關山鎮。現今的南橫公路大致沿著舊關山越嶺道開設,迄今,在少數保留的古道路線之中,最具代表性的就是現今的中之關古道,中之關古道位於玉山國家公園境內,指天池至中之關這段長達3.6公里的路線,位於海拔1900公尺至2300公尺。 

  造訪「中之關古道」,建議遊客從「長青祠」下方停車處下車,循著「長青祠」階梯拾級而上,長青祠是用來紀念過往開闢南橫公路而殉職的工程人員,從長青祠前平臺,眺望群山環繞,不難想見闢路的艱辛。

  從長青祠旁後方的木棧道行進,不久即抵達位於海拔2280公尺的天池,湖面呈心形的天池,池畔可見二葉松、雲杉等木本植物,過了天池一整片的針葉林,這裏曾發生森林大火,造就了蕭瑟美感的森林景觀。

  繞行天池半圈可接上中之關古道,沿途林相優美。中之關古道靠近天池段可見巨大高聳的紅檜,蔥鬱林木,中之關古道還保留日本殖民時的木炭窯,木炭窯是早年日本殖民時代警察駐在所內柴火的最主要來源。

  離開「長青祠」下方停車處繼續前行,朝台東方向行進約5公里 (距離天池本池和長青祠6公里處) 這一路段被稱為檜谷,從天池至檜谷沿途陸續會看見高聳巨大的檜木,這裏位於林霧帶,午後時常雲霧繚繞,是南橫健行的精華路段。

Information

• 玉山國家公園-梅山遊客中心

地址:高雄市桃源區梅山里梅山巷44-5號

電話:07-6866181

• 南橫 • 拉芙蘭木屋民宿

地址:高雄市桃源區拉芙蘭里3鄰南橫公路五段90號

電話:0978-541795(預定民宿);0972-047101(預約鐵本山拉芙朗社氏族森林深度生態文化一日遊)

FB:南橫 • 拉芙蘭木屋民宿

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