内惟アートセンターの「文物ドクター」
柴山のうねる山並みをモチーフとした外観が目を引く「内惟アートセンター」は、高雄市で最も新しい文化スポットだ。高雄市立美術館の西側にある児童美術館とマカタオ路との間に位置するその建築群は、平屋が集まる街並みのようなデザインで、周囲の自然環境にも違和感なく溶け込んでいる。
アートセンターが市民の生活の一部になるようにとの願いから、正面入口は地元の買い物客で賑わう内惟市場の向かい側に位置する。開館時間は午前11時から夜9時で、買い物やジョギングのついでに立ち寄るにもちょうどよい。
内惟アートセンターは高雄市立美術館、高雄市立歴史博物館、高雄市立映画館が共同運営する施設であり、これらの専門機関に蓄積された空間設計や展示企画に関する知見が随所に発揮されている。特に注目すべきは、台湾の文化施設としては初めて一般見学が可能なアート修復センターが併設されたことだ。地元高雄の正修科技大学・文物修復センターの協力のもと、美術修復の専門家が常駐しており、その仕事内容も館内展示の一部とされている。
アート修復センターでは、文物鑑定サービス、文物ドクターガイド、文物職人講座などのサービスが利用できるが、これらの取り組みは、市民との交流や文物修復・収蔵に関する知識の普及にも一役買っている。文物鑑定サービスを予約すれば、専門家に手持ちの文物の鑑定を依頼し、破損の状況説明や修復にふさわしい機関の紹介を受けることができる。また、文物ドクターガイドを予約すれば、文物修復の作業場を見学しながら、文物修復の専門家である「文物ドクター」による説明を聞くことができる。
館内に展示されている数々の現代アート作品のなかでも、タイ在住インド系アーティストであるナヴィン・ラワンチャイクル(Navin Rawanchaikul)氏による「内惟戯院」シリーズは、台湾とタイの両地における各ソーシャルグループのアイデンティティの違いをテーマとした興味深い作品だ。
また、館内には最新の視聴覚設備を備えた映画シアターがあり、大衆映画、子ども向けアニメ、名作映画、ドキュメンタリー映画などが放映されている。素晴らしい音響と迫力ある臨場感、そして快適な座席の座り心地を、あなたもぜひ体験してみよう。
• 内惟アートセンター
所在地:高雄市鼓山区馬卡道路329号
內惟藝術中心 帶著文物看醫生
以柴山綿延起伏的山形為外觀設計的「內惟藝術中心」是高雄市最新的文化地標,藝術中心街廓式單層輕量建築群,與周圍自然景觀融合為一,座落於高雄市立美術館園區西側馬卡道路與兒童美術館之間。
為了讓逛藝術中心成為市民的日常,藝術中心的大門面向熱鬧的內惟市場,營運時間從上午11點至晚間9點,希望讓逛完市場、運動後的民眾直接來逛藝術中心。
內惟藝術中心由高雄市立美術館、高雄市立歷史博物館、高雄市立電影館共同營運,發揮高雄市專業文化機構的空間規劃、策展力與典藏能力,特別值得一提的是,這裡有全台首座設置在文化場館內的開放式藝術修復中心,與高雄在地的正修科技大學文物修護中心合作,邀請專業修復師進駐館內,讓藝術品修復成為藝術展示的ㄧ環。
藝術中心透過文物掛號、看文物醫生修復導覽及文物職人講座,與民眾交流,推廣文物保存及典藏的概念。民眾可預約修復空間導覽,也可以預約文物掛號,由修復師檢視民眾毀損的文物,說明毀損情況,並介紹後續可修復該項文物的機構予民眾。
藝術中心展覽出現代藝術的藝術作品,其中《內惟戲院》系列,邀請泰國印度裔藝術家阿運.若望恰庫(Navin Rawanchaikul)以這件作品探討臺灣及泰國兩地的社群世代身份認同議題。
藝術中心的電影院採用最高規格視聽品質,播放的影片包括商業、兒童動畫片、經典及紀錄片等類型的電影,邀請您前來體驗出色的音效、觀感、臨場感及舒適的座椅。
• 內惟藝術中心
地址:高雄市鼓山區馬卡道路329號